news
2018/01/05 17:31
老化を防ぎ、若さを保ちたい。そんな願いをかなえると注目されている研究がある。ノーベル賞生物学者・ブラックバーン博士らによる「テロメア」研究だ。染色体の端にあり細胞分裂のたびに短くなるため、年とともに縮むと考えられていたテロメア。ところがテロメアを伸ばして細胞から若返る方法があり、がんを防げる可能性もあるというのだ。それは日常で実践できる生活習慣。最新の研究から健康寿命を延ばす秘策と命の神秘に迫る。
(エリザベス・H・ブラックバーンらは、1978年にテロメアの反復配列の存在を報告。、その後テロメラーゼを単離し、その働きを明らかにしたことにより、2009年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。)
細胞分裂に深く関わっているのが、細胞の染色体の端にあるテロメアです。正体は、塩基という化学物質。
細胞が分裂するたびに少しずつ数が減り、テロメアは短くなっていきます。
生まれた時は、およそ1万5,000ほどとされますが、35歳でおよそ半分に減少。
6,000を下回ると染色体が不安定になり、さらに2,000になると細胞がこれ以上分裂できなくなる「細胞老化」と呼ばれる状態に陥ります。
テロメアが減ると新たな細胞ができなくなるため、命の回数券とも呼ばれています。
細胞が分裂するたびに少しずつ数が減り、テロメアは短くなっていきます。
生まれた時は、およそ1万5,000ほどとされますが、35歳でおよそ半分に減少。
6,000を下回ると染色体が不安定になり、さらに2,000になると細胞がこれ以上分裂できなくなる「細胞老化」と呼ばれる状態に陥ります。
テロメアが減ると新たな細胞ができなくなるため、命の回数券とも呼ばれています。